滅菌カメラハウジング

セッティング方法

滅菌終了後、AC-Camを滅菌パックなどから取り出し、まずはメインボディーをレンズ面が下になるように器械台の上に置きます。

高圧蒸気滅菌直後のメインボディーは非常に高温です。やけどなどの事故に注意してください。カメラの故障などの原因にもなりますので、十分に冷めてから作業してください。

内部のクッションゴム(3か所)が脱落していないか確認します(黄矢印)。また、コントロールダイヤル部のゴムリングも脱落していないか確認します(赤矢印)。
コントロールダイヤルはTG-6挿入時の邪魔になる場合があるので、上へ押し上げておきます。

カメラ挿入用ガイド板は、滅菌者がメインボディーの上に重ねます。カメラ挿入用ガイド板のUPの文字が上側(コントロールレバーなどのある側)となる向きで、正しく重ね合わせます。
メインボディーとガイド板にそれぞれ「L」と「R」の文字が貼ってあるので、目印にしてください。

カメラ挿入用ガイド板が正しく重ねられた状態がこちらです。

介助者(非滅菌者)がTG-6を挿入します。左図のような持ち方で、TG-6のストラップ取り付け部(TG-6右側面の銀色のパーツ)をAC-Camの内側に押し当ててから手を離すと挿入しやすいです。コンタミネーションしないように注意して慎重に作業します。

介助者がカメラ挿入用ガイド板を取り外す際は、AC-Camに直接触れないように十分注意し、ガイド板の持ち手部分のみを持つようにして作業します。

AC-Cam裏蓋を、滅菌者がメインボディーの上に重ねます。手指が誤ってAC-Cam内部に接触しないように注意してください。また、裏蓋の向きを間違えないように作業してください。

滅菌者が左右の開閉錠を操作し、ロックします。手術中に誤って開錠することが無いように、ロック強度は強めに設定しています。開閉には少し力が必要です。

完成です。
各ボタン、ダイヤルなどが正常に作動するか確認してからご使用ください。